2017年12月 7日 (木)

『ソーラープレーン現状報告14』

 ようやくこの報告も最終回を迎えました。ソーラープレーンによる場周飛行(360度旋回飛行)を最終目標に定めた本チャレンジも大詰めです。前回6月のチャレンジでのヨタヨタ飛行の原因は重心位置の不良と確信。テールブームを改造する事が決定したのですが、機体は北海道に置いたままです。さて、困った。

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『ソーラープレーン現状報告13』

 先年の佐渡空港遠征の結果、ともかくもSP-1には自力離陸できる能力がある事を確信できましたから、旋回飛行チャレンジへの意欲は高まります。飛行場所は早々に『たきかわスカイパーク』と定めて現地の了解も取り付けました。北海道の夏は短く、滝川の空は滑空機のトレーニングで常にスケジュールは一杯です。その最中に快く飛行場使用を許可頂いた『たきかわスカイパーク』の皆様には改めて感謝致します。

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2017年9月21日 (木)

ソーラープレーン現状報告12

既に一年近く前の事になりますが、佐渡空港での試験飛行のレポートです。

 スポイレロン、プロペラピッチコンと少しずつ動力飛行へ向けて機体が仕上がってきました。いよいよ自力離陸と旋回飛行に向けての操縦性の試験です。動力が付いて3舵操縦になって、だいぶ飛行機らしくなってきました。

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2016年5月26日 (木)

ソーラープレーン現状報告11

 スポイレロン試験の約一ヶ月後、11月10日には動力部試験でまた福島へ。圏央道が東北道と直結する直前という時期で残念でしたが、福島は青梅から日帰り試験ができる貴重な飛行場です。今回はその動力部試験の報告です。

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2016年5月25日 (水)

ソーラープレーン現状報告10

 入梅も目前です。また、だいぶ報告が滞ってしまいました。昨年、一念発起してスポイレロンを増設して以来のレポートです。

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2015年7月21日 (火)

ソーラープレーン現状報告9

2015年も梅雨明け、今週末は早くも『鳥人間コンテスト』と聞きます。前回の報告から一年が経過しました。進展を楽しみにし、応援して下さっている方々には、本当に申し訳ありません。

 羽村市での公開滑空飛行からこの一年は本当にめまぐるしい日々を送っておりました。あまりに色々な事があって記憶が曖昧になるほどです。何とか思い出しつつ書いてみます。

羽村市でのイベントにて

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2014年9月 5日 (金)

ソーラープレーン現状報告8

 破損した機体を積んで帰途に就くのは嫌なものです。しかし2ヶ月後には羽村、福生、青梅の3市でのイベントが控えていて、形だけは再現しなければなりません。

「いいか、あくまでカタチだけ復元する計画で進めるからね。もう一度飛ばそうなんて安易に考えるんじゃないぞ。」

と、ハンドルを握りながら繰り返し諭します。皆「はい」と応えるものの、何か嫌な予感は付いて回り、横を見れば浅野君のお父さんがビッグバイクで手を振りながら駆け抜けていきます。(そう、なんか皆 “落胆力”が足りない…)そう感じたのです。

青梅へ向けて東北道をひた走る

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2014年9月 4日 (木)

ソーラープレーン現状報告7

 昨年の7月以来、すっかり報告が途絶えてしまいました。この間は、正に奮闘の日々でした。新年のご挨拶でも少し触れましたが、今年は世界各地で電動飛行機のプロジェクトがベールを脱いだ年になりました。相変わらずSolar Impulseがソーラープレーンの先頭を走る状況に変わりはありませんが、電動飛行機全体に枠を広げると、百花繚乱の様相です。残念ながら日本からは依然、目新しい動向は伝わってきません。

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2014年1月22日 (水)

新年のごあいさつ(駆け込み)

明けましておめでとうございます。
既に大寒も過ぎ、危く立春になりかけた今、駆け込みでご挨拶させて頂きます。

昨年末、東京オリンピックが決まったと思ったら、推進役の都知事が退陣。今更中止にもならないでしょうが、グライダー競技がない大会にはあまり関心も持てません。などと軽口はさて置き、原発の先行き次第では楽観はできないな、というのが正直な感想です。既に大きな客船にありがちな、『船底の穴』に対する認識低下が感ぜられます。

過去の公害問題と違い、水蒸気爆発は劇場型の事件でしたから、露骨な過小評価への誘導は難しいですが、崩壊した核燃料の循環冷却ができていないことの深刻さは、関東近県に汚水タンクが立ち並ぶまで、十分忘れておけるレベルです。考えると嫌な予測ばかり先立って、創造的な作業には良い事がありません。アベノミクスは短期間の麻酔薬と割り切っています。麻酔が覚める前に、どれだけ走れるか。目前はそこに集中して行くしかなさそうです。

世界的にも電動飛行機は、今年辺り正念場を迎えそうです。電源、動力系は自動車業界が強烈に牽引していますので、飛行機の動力としての発展は、ほとんどオンブにダッコで済んでしまいそうです。そうなると、やはり軽量な機体の安価な製造に的は絞られそうです。

一見、コマーシャルベースの電動飛行機とは無縁のソーラープレーンですが、飛行機の軽量構造の基礎技術を試行するには最高のテーマに違いありません。このソーラープレーン、電動飛行機とも、今年は何か大きな成果が上がりそうで今から期待と共に落胆の準備もしております。

情けないとお嘆きの方々、どうか我々と一矢報いませんか?
ご協力、ご参加、お待ちしつつ、本年もどうかよろしくお願い申し上げます。

有限会社オリンポス
代表取締役 四戸 哲

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2014年1月 5日 (日)

図面を肴に四方山話 その3 《翼型テンプレート》

 今回の図面は熱線カットのテンプレート。鳥コン界ではお馴染みの治具です。スタイロフォームを熱線カットすることで翼の構造を製作する手法は、かのバートルータンが最初に“普及”させたものです。なんで“普及”と含みを持たせたのかというと、話は1960年代に遡ります。この頃、グライダーのコンポジット化が盛んに模索され、ドイツの大学が連携(Akaflieg)して大々的な構造試作研究が行われました。ちょうど日本でも旭ダウ㈱がダウ・ケミカルの技術提供でスタイロフォームを生産し始めたのが1960年ですから、世界中でこの素材を飛行機に、と考えた人がいたはずです。その辺りの顛末を少し書いてみます。

熱線カットゲージ

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